書記官ミスで国に賠償提訴 過払い金の配当受け取れず [過払い金返還請求]

やれやれ。 せっかく口座を差し押さえたのにもかかわらず、書記官の見落としで100万円を受け取り損ねてしまうとは。 ひどい話ですね。 これはそのまま賠償責任があるでしょ。 ところで、最近は過払い金返還請求しても、なかなか応じてもらえずに、訴訟になることが多いようです。




書記官ミスで国に賠償提訴 過払い金の配当受け取れず
(2010/01/07 共同通信)


 返還されるはずだったローン利子過払い金の配当の一部を、京都地裁書記官の手続きミスで受け取れなかったとして、大分県日田市の自営業の男性(66)が7日、国に約100万円の損害賠償を求める訴えを大分地裁日田支部に起こした。

 訴状などによると、男性は過払い金の返還請求訴訟で、京都市にあった商工ローン会社から約2580万円の支払いを受ける判決を得た。昨年2月、京都地裁に申し立て同社の複数の預金口座を差し押さえ、同3月に過払い金のうち約860万円を受け取った。

 しかし口座の一つについて、ほかに7人の申立人がおり、同地裁書記官が残高約1190万円を過払い金額に応じて配当しようとした際、男性の申し立てを見落としたため約100万円を受け取れなかったという。

 男性側は「配当を受けられなかったのは書記官が著しく注意を怠ったためだ」と主張。京都地裁は手続きミスを認め「債権の一部が回収できなくなり迷惑をかけた。申し訳ない」としている。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。